2008.05.26
PHASE2-奪われた翼 part4
一方、ここはアークエンジェル。
マリューは、ちょうど政府から帰ってきていた。
朝からずっと会議だったらしく、眠くてたまらない。
すこしコックピットによってから、自室で睡眠を取らなければ。
優雅にそんなことを考えながら、マリューはコックピットへ入った。
すると、いきなりノイマンの叫び声が聞こえる。
「どうしたの、何かあったの?」
とっさに顔を青くするノイマンに駆け寄りたずねる。
ノイマンは、マリューが帰ってきたことに気付くと、画面を見せながら手短く言った。
「ジャスティスやアークエンジェル、いや、それだけじゃない……オーブ軍のデータが多数流出しているんです」
「なんですって?」
マリューもそれを聞いて、ノイマンと同じく顔を青くした。
――軍のデータが流出だなんて、そんなことが……
「一体どこに流出してるのか突き止められる?」
「ええ、やってるんですが……」
突き止められない、か。
ということは、相手は相当“腕前がある”らしい。
「おいマリュー、なんか外がやばいことになって、って、どうした?」
何かをマリューに愚痴りに来たのか、ムウがコックピットに入ってきた。
マリューは無言でムウを手招くと、画面を見せる。
「――これは……データが流出? 一体何処の馬鹿だ?」
マリューは首を振った。
「分からないわ。でも、早く政府に…カガリさんに伝えないと。今カガリさんは何処にいるか分かる?」
「そう、俺今それを言いに来たんだ。お姫様は坊主達と一緒にオロファトへ行ったんだが、そこでバスが大爆発したみたいで大騒ぎなんだ。なんでもテロだって……」
「テロですって? それでカガリさんたちは無事なの?」
「ああ、なんとかな」
マリューは額に手を当てると深くため息をついた。
どうやら、自室で優雅にお昼寝は無理なようだった。
――――
「カガリ…ラクス? 来たのか――」
「おい貴様、これは、これは一体どういう騒ぎだ! なぜ、車がそこら中に転がっているんだ!」
イザークは、アスランに掴みかかると共に怒鳴った。
イザークが動揺しているのが十分に分かった。
アスランは、そんな態度のイザークを見ても、口を開けずにいる。
「ああ、だから……“こういうこと”だ」
「なんだと貴様あぁ!」
「アスラン――」
ありありと怒りをあらわにしながら叫ぶイザークと対処に、カガリは呆然とコチラを見つめた。
そんな表情のカガリを見てずきりと胸が痛む。
――似ている、あの時と
父親が亡くなった時のように、苦しみを押し殺している。
アスランは、無理にカガリに笑いかけた。
すると、ラクスがキラに向かって言った。
「キラ、私達は一旦戻ったほうがいいでしょう。政府のほうに戻れば何か分かるかもしれません」
「うん、そうだね」
キラはゆっくり頷くと、カガリの肩を軽く叩いた。
「戻ろう。シンも、ルナも、イザーク達もそれでいいよね?」
「はは、どうせ嫌だとは言わせてもらえないんだろ?」
ディアッカは苦笑気味にそういいつつも、コクリと頷く。
他の皆も、あのイザークでさえ、もちろんといった表情で頷いた。
マリューは、ちょうど政府から帰ってきていた。
朝からずっと会議だったらしく、眠くてたまらない。
すこしコックピットによってから、自室で睡眠を取らなければ。
優雅にそんなことを考えながら、マリューはコックピットへ入った。
すると、いきなりノイマンの叫び声が聞こえる。
「どうしたの、何かあったの?」
とっさに顔を青くするノイマンに駆け寄りたずねる。
ノイマンは、マリューが帰ってきたことに気付くと、画面を見せながら手短く言った。
「ジャスティスやアークエンジェル、いや、それだけじゃない……オーブ軍のデータが多数流出しているんです」
「なんですって?」
マリューもそれを聞いて、ノイマンと同じく顔を青くした。
――軍のデータが流出だなんて、そんなことが……
「一体どこに流出してるのか突き止められる?」
「ええ、やってるんですが……」
突き止められない、か。
ということは、相手は相当“腕前がある”らしい。
「おいマリュー、なんか外がやばいことになって、って、どうした?」
何かをマリューに愚痴りに来たのか、ムウがコックピットに入ってきた。
マリューは無言でムウを手招くと、画面を見せる。
「――これは……データが流出? 一体何処の馬鹿だ?」
マリューは首を振った。
「分からないわ。でも、早く政府に…カガリさんに伝えないと。今カガリさんは何処にいるか分かる?」
「そう、俺今それを言いに来たんだ。お姫様は坊主達と一緒にオロファトへ行ったんだが、そこでバスが大爆発したみたいで大騒ぎなんだ。なんでもテロだって……」
「テロですって? それでカガリさんたちは無事なの?」
「ああ、なんとかな」
マリューは額に手を当てると深くため息をついた。
どうやら、自室で優雅にお昼寝は無理なようだった。
――――
「カガリ…ラクス? 来たのか――」
「おい貴様、これは、これは一体どういう騒ぎだ! なぜ、車がそこら中に転がっているんだ!」
イザークは、アスランに掴みかかると共に怒鳴った。
イザークが動揺しているのが十分に分かった。
アスランは、そんな態度のイザークを見ても、口を開けずにいる。
「ああ、だから……“こういうこと”だ」
「なんだと貴様あぁ!」
「アスラン――」
ありありと怒りをあらわにしながら叫ぶイザークと対処に、カガリは呆然とコチラを見つめた。
そんな表情のカガリを見てずきりと胸が痛む。
――似ている、あの時と
父親が亡くなった時のように、苦しみを押し殺している。
アスランは、無理にカガリに笑いかけた。
すると、ラクスがキラに向かって言った。
「キラ、私達は一旦戻ったほうがいいでしょう。政府のほうに戻れば何か分かるかもしれません」
「うん、そうだね」
キラはゆっくり頷くと、カガリの肩を軽く叩いた。
「戻ろう。シンも、ルナも、イザーク達もそれでいいよね?」
「はは、どうせ嫌だとは言わせてもらえないんだろ?」
ディアッカは苦笑気味にそういいつつも、コクリと頷く。
他の皆も、あのイザークでさえ、もちろんといった表情で頷いた。
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