2008.06.01
プレゼント
アスランはじりじりと後ずさりしていた。
額にはびっしり冷や汗をかいていて、見上げる視線の先にはニッコリ微笑むキラの姿。
「いや、その、まだ、というか……」
「というか?」
ニッコリ微笑みつつも、すごんでくるキラ。
――やっぱり、怒ってるか…そりゃ怒るよな……
「悪い、実はオーブでも仕事が色々忙しくて、そっちまで気が回らなかったんだ。キラに会えるかどうかも分からなかったし……」
「へえ〜。で、ちゃっかりカガリには誕生日プレゼントあげたんだ♡」
キラがしゃべるごとに、汗の粒が多くなる。
アスランは、手のひらを見せてキラを制した。
「ちゃっかりていうか、まあその、言い訳みたいなことはしたくないんだが……カガリとは毎日顔合わせるから、忘れるにも忘れられないだろう? でもキラは……」
「毎日顔合わせないから忘れちゃう?」
「う、いや――」
ちょっと言い方をしくじったと、言った後に気付くアスラン。
なぜか、こういう類いの事についてはどこか抜けているのだ、彼は。
「ひどいよ、アスラン。僕はいつも君の事考えたのに……忘れちゃったの? 僕を?」
「違う、違うんだ、キラ。俺だっていつも考えたさ。何してるのかとか、何処にいるのかとか」
「本当? アスラン?」
「ああ、本当だよ」
キラは、さっきまでの鋭い笑みを引っ込めて、心から微笑んでくれた。
アスランは、ゆっくり息を吐いて、肩の力をぬく。
「じゃあさ、今から僕にプレゼントちょうだい」
「へ?」
アスランは、せっかく吐いた息を、また大量に知ってしまった。
――今から? ふざけるな。無理に決まってるだろ。今何時だと思ってるんだ。
「キラ、それはちょっと無理だろ。明日じゃダメか?」
「ダメ」
「でも、店はどこも閉店してるだろうし――」
「別にお店に行かなくても賞品ならここにあるじゃない」
「……?」
キラがまたニッコリと微笑みだす。
心からの笑みではない。
いやらしいどこか皮肉れた笑みだ。
「おい、ちょっとまて、キラ。俺、実は急用が――」
「ダーメ。ダメダメ。急用は後回しね。僕につきあって。忘れた罰だよ」
クルリと向きを変えて部屋から出ようとしたアスランをキラが強引に引っ張って床に押し倒す。
不意を疲れたアスランは、とっさに顔を青くするとキラに怒鳴りつけた。
「なっ、ちょ、なんか話ずれてるだろ、ていうか最初からこれが目的だったんだろ、キラッ!!」
そんなアスランを見て、さらににんまり笑うキラ。
その顔は、幼い頃マイクロユニットの課題を押し付けてきた時のようだった。
キラがその顔をすると、絶対に何か面倒なことが起こる。
「だって、今日僕の誕生日じゃん。僕の言う事なんでも聞いて!」
「ふざけるな! なんで俺が下なんだ」
「僕、下嫌だもん」
――そりゃ男だったらそういうもんだろ。
「いや、だから、……なら俺がお前を、その、してやるから、俺が下っていうのは――」
「いやだよ。 今日は僕の誕生日なんだから。アスランはプレゼント。じゃあさ、君の誕生日の時に僕が何でも言う事聞いてあげる」
――いや、俺そういう事を言いたいわけじゃなくて……。
「だから、ね?」
「なっ………」
――でもなんで、俺はキラのいう事を断ることが出来ないんだろうか。
「今日だけ、だからな……」
「ありがと、アスラン」
にっこりと嬉しそうに微笑むキラ。アスランもそれにつられてわずかに笑みをつくる。
しかしアスランはその時は気付いていなかった。
キラがこれから自分に何をしでかそうとしているのかということに……。
【後書き】
すみません、変な終り方で。なんかありきたりww
最後まで書こうかと思ったんですが、パスしておきました。
そこまで書くの上手くないので……。
これからアスランがどんな目に合うのかは、ご想像にお任せします。
額にはびっしり冷や汗をかいていて、見上げる視線の先にはニッコリ微笑むキラの姿。
「いや、その、まだ、というか……」
「というか?」
ニッコリ微笑みつつも、すごんでくるキラ。
――やっぱり、怒ってるか…そりゃ怒るよな……
「悪い、実はオーブでも仕事が色々忙しくて、そっちまで気が回らなかったんだ。キラに会えるかどうかも分からなかったし……」
「へえ〜。で、ちゃっかりカガリには誕生日プレゼントあげたんだ♡」
キラがしゃべるごとに、汗の粒が多くなる。
アスランは、手のひらを見せてキラを制した。
「ちゃっかりていうか、まあその、言い訳みたいなことはしたくないんだが……カガリとは毎日顔合わせるから、忘れるにも忘れられないだろう? でもキラは……」
「毎日顔合わせないから忘れちゃう?」
「う、いや――」
ちょっと言い方をしくじったと、言った後に気付くアスラン。
なぜか、こういう類いの事についてはどこか抜けているのだ、彼は。
「ひどいよ、アスラン。僕はいつも君の事考えたのに……忘れちゃったの? 僕を?」
「違う、違うんだ、キラ。俺だっていつも考えたさ。何してるのかとか、何処にいるのかとか」
「本当? アスラン?」
「ああ、本当だよ」
キラは、さっきまでの鋭い笑みを引っ込めて、心から微笑んでくれた。
アスランは、ゆっくり息を吐いて、肩の力をぬく。
「じゃあさ、今から僕にプレゼントちょうだい」
「へ?」
アスランは、せっかく吐いた息を、また大量に知ってしまった。
――今から? ふざけるな。無理に決まってるだろ。今何時だと思ってるんだ。
「キラ、それはちょっと無理だろ。明日じゃダメか?」
「ダメ」
「でも、店はどこも閉店してるだろうし――」
「別にお店に行かなくても賞品ならここにあるじゃない」
「……?」
キラがまたニッコリと微笑みだす。
心からの笑みではない。
いやらしいどこか皮肉れた笑みだ。
「おい、ちょっとまて、キラ。俺、実は急用が――」
「ダーメ。ダメダメ。急用は後回しね。僕につきあって。忘れた罰だよ」
クルリと向きを変えて部屋から出ようとしたアスランをキラが強引に引っ張って床に押し倒す。
不意を疲れたアスランは、とっさに顔を青くするとキラに怒鳴りつけた。
「なっ、ちょ、なんか話ずれてるだろ、ていうか最初からこれが目的だったんだろ、キラッ!!」
そんなアスランを見て、さらににんまり笑うキラ。
その顔は、幼い頃マイクロユニットの課題を押し付けてきた時のようだった。
キラがその顔をすると、絶対に何か面倒なことが起こる。
「だって、今日僕の誕生日じゃん。僕の言う事なんでも聞いて!」
「ふざけるな! なんで俺が下なんだ」
「僕、下嫌だもん」
――そりゃ男だったらそういうもんだろ。
「いや、だから、……なら俺がお前を、その、してやるから、俺が下っていうのは――」
「いやだよ。 今日は僕の誕生日なんだから。アスランはプレゼント。じゃあさ、君の誕生日の時に僕が何でも言う事聞いてあげる」
――いや、俺そういう事を言いたいわけじゃなくて……。
「だから、ね?」
「なっ………」
――でもなんで、俺はキラのいう事を断ることが出来ないんだろうか。
「今日だけ、だからな……」
「ありがと、アスラン」
にっこりと嬉しそうに微笑むキラ。アスランもそれにつられてわずかに笑みをつくる。
しかしアスランはその時は気付いていなかった。
キラがこれから自分に何をしでかそうとしているのかということに……。
【後書き】
すみません、変な終り方で。なんかありきたりww
最後まで書こうかと思ったんですが、パスしておきました。
そこまで書くの上手くないので……。
これからアスランがどんな目に合うのかは、ご想像にお任せします。
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