2008.04.26
PHASE1-芽生える焔 part1
――ガガガ……
暗がりで機械音が響いている。
コピー機がつまったかのような苦しそうな音だ。
ふとそんな音に一人の研究員が気づく。
「な、何か様子が変だぞ!」
研究員の顔が一瞬にして青ざめた。そして大声を張り上げる。
研究員の前には巨大で異様な人工子宮があった。
いくつものコードで繋がっており、生きているかのように動く。
いや、実際に“生きている”
他の資料を見ていた研究員も、その声を聞いて周りに集まった。
そしてじっと見つめたり音を聞いたりして、顔を真っ青にさせた。
――ガガガガァ……
嫌な音はいっこうに止まない。
むしろ大きくなる一方である。
「ちっ、こんなところで断念など出来るか。せっかくここまで来たんだぞ!」
ある研究員がぐっと歯を食いしばり、拳をつくった。
そしてその拳をばっと横に広げると声を張り上げた。
「俺達の未来を奴等に思うままにさせて、それを赦せというのか!」
すると他の研究員もざわざわと喚きだした。
何かに怒りをぶつけるようにして次々に拳をつくる。
「何があっても生かすんだ!」
「越えるんだ。あいつらを絶対に、越えるんだ!」
研究員全員の目がギラリと光った。
手は緊張で汗にまみれている。
絶対に失敗は赦されない。
これを失敗すれば研究員達の過ごした3年は水の泡に変わる。
冷静になれ、どこかに必ず落とし穴がある。
彼らは必死に自分達にそう言った。
「世界は、我々の者だ。あんな子供に…SEEDを持つ者などに……」
食いしばっていた歯を左右に動かして歯軋りをした。
悔しい、悔しすぎる。そして同じくらい赦せない。
キラ・ヤマト……。
彼を造ったのはここにいる研究員達なのに、なぜ彼は生みの親である者を裏切ったのか!
あのヒビキ博士の女は、なぜそう易々とアレを手放してしまったのか!
やはり彼が双子であり、ナチュラルの姉が居たのが影響してしまったのだろうか。
裏切るのであれば、あの時クローン達と一緒に死んでいればよかったものを。
彼に仲間など必要ない。SEEDを持つ者達はもちろん、特にザラの息子は。
彼らは、スーパーコーディネイターのキラに匹敵する力を持っている。
――越えてみせる。我々がこの手で!
あんな奴等に我々の未来を指図され、作られてたまるものか――
暗がりで機械音が響いている。
コピー機がつまったかのような苦しそうな音だ。
ふとそんな音に一人の研究員が気づく。
「な、何か様子が変だぞ!」
研究員の顔が一瞬にして青ざめた。そして大声を張り上げる。
研究員の前には巨大で異様な人工子宮があった。
いくつものコードで繋がっており、生きているかのように動く。
いや、実際に“生きている”
他の資料を見ていた研究員も、その声を聞いて周りに集まった。
そしてじっと見つめたり音を聞いたりして、顔を真っ青にさせた。
――ガガガガァ……
嫌な音はいっこうに止まない。
むしろ大きくなる一方である。
「ちっ、こんなところで断念など出来るか。せっかくここまで来たんだぞ!」
ある研究員がぐっと歯を食いしばり、拳をつくった。
そしてその拳をばっと横に広げると声を張り上げた。
「俺達の未来を奴等に思うままにさせて、それを赦せというのか!」
すると他の研究員もざわざわと喚きだした。
何かに怒りをぶつけるようにして次々に拳をつくる。
「何があっても生かすんだ!」
「越えるんだ。あいつらを絶対に、越えるんだ!」
研究員全員の目がギラリと光った。
手は緊張で汗にまみれている。
絶対に失敗は赦されない。
これを失敗すれば研究員達の過ごした3年は水の泡に変わる。
冷静になれ、どこかに必ず落とし穴がある。
彼らは必死に自分達にそう言った。
「世界は、我々の者だ。あんな子供に…SEEDを持つ者などに……」
食いしばっていた歯を左右に動かして歯軋りをした。
悔しい、悔しすぎる。そして同じくらい赦せない。
キラ・ヤマト……。
彼を造ったのはここにいる研究員達なのに、なぜ彼は生みの親である者を裏切ったのか!
あのヒビキ博士の女は、なぜそう易々とアレを手放してしまったのか!
やはり彼が双子であり、ナチュラルの姉が居たのが影響してしまったのだろうか。
裏切るのであれば、あの時クローン達と一緒に死んでいればよかったものを。
彼に仲間など必要ない。SEEDを持つ者達はもちろん、特にザラの息子は。
彼らは、スーパーコーディネイターのキラに匹敵する力を持っている。
――越えてみせる。我々がこの手で!
あんな奴等に我々の未来を指図され、作られてたまるものか――
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